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婦人科系のトラブル

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女性のお悩み対策

生理とPMS

生理痛

生理中にお腹や腰が痛くなるのは、子宮の中で経血を押し出そうとするホルモンが働くから。このメカニズムは、陣痛とほとんど同じだと言われています。痛みは生理開始から約24時間後にもっとも強くなり、2〜3日後には治まる傾向にあります。

上手なつきあい方

まずは、睡眠と休養をしっかりとること。痛みが強い時には我慢せず市販の痛み止めを服用しましょう。日常生活に支障をきたす場合は、早めに婦人科を受診してください。

月経前症候群(PMS)

PMSは、生理の3〜10日くらい前に始まる不調のことです。イライラや不安、集中力の低下といった精神的なものから、バストの張りや眠気、肌荒れ、便秘など身体的なものまでさまざまな症状がありますが、そのほとんどは生理開始から数時間後には消えてしまいます。

上手なつきあい方

毎晩最低でも7時間は睡眠をとり、ヨガやストレッチなどでリラックスしましょう。また、糖分やカフェインの量を減らして、カルシウムやビタミンDを摂取するのもおすすめです。

感染症から身を守る

性感染症

性行為で感染する病気を性感染症といいます。ウイルスや細菌、原虫などが、性器・尿道・肛門・口腔などに接触することで感染します。症状が軽かったり無症状なこともあり、放っておくと不妊のリスクが高まります。
相手の外見からは感染症にかかっているかどうかは判断できません。安心して性行為を楽しむために、二人が検査を受けることをおすすめします。保健センターでは、エイズ・梅毒・クラミジアの検査を匿名・無料で受けることができます。
予防するには、正しくコンドームを使うこと。オーラルセックスの時もコンドームやラップフィルムを使い、心配だったら検査を受け、感染していたら治療しましょう。検査やコンドームをいやがる男性は信頼できる相手とは言えません。

聖泉大学
佐保美奈子 教授(助産師)

風 疹

妊娠20週頃までの女性が風疹にかかると、お腹の赤ちゃんが風疹ウイルスに感染してしまい、先天性風疹症候群が発生してしまいます。先天異常には、先天性心疾患や難聴、白内障、色素性網膜症などがあります。自分やパートナーに風疹抗体があるか血液検査をして、必要ならワクチンを接種しましょう。

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